最新のアナリティクスがDXに必要とされる理由とその手順

データ主導のビジネスにとって欠かすことのできないアナリティクス。Hadoopなどの分散並列処理技術の発達は、ビジネスにおけるデータとアナリティクスの重要性をますます高めてきました。 

一方で、近年のクラウドコンピューティングの急速な進歩は、従来型のアナリティクスさえ時代遅れのものとしつつあります。今回はデータの価値を最大限に引き出す、アナリティクスの最新化(モダナイゼーション)について説明していきます。 

アナリティクスがもたらす価値とは 

アナリティクスとは、単なる情報に過ぎないデータの集合体から意味を見つけ出し、行動や意思決定の基準とするためのプロセスです。アナリティクスを効果的に活用すれば、不確かな直感や経験ではなく、明らかな事実に基づいた行動を選択することができます。 

アナリティクスはビジネスにさまざまな変革をもたらしてきました。そのひとつがデジタル時代に対応した新しい働き方です。データ主導のイノベーションを生み出すためには、アナリティクスを駆使するスペシャリストが必要とされます。今日、データの取り扱いに長けたIT部門の重要性はかつてないほど高まっています。 

アナリティクスはデータの新しい活用方法も提供します。最新のアナリティクスは予測や自己学習を通して、膨大なデータに隠されたパターンを探り出すことが可能です。このことは、従来のデータ分析では思いもよらなかったビジネスチャンスの発見や、新しいビジネスモデルの創出につながっています。 

アナリティクスは、データをすべての人にとって身近なものとしました。従来は一部のスペシャリストのみが読み解いていたデータの意味も、いまではアナリティクスによって視覚化され、経営者や事業部門の担当者によって直接利用されています。 

アナリティクスの最新化が必要な理由 

アナリティクスの登場は、それまでのビジネスのスタイルを大きく変える革新的な出来事でした。しかし世の中がオンプレミスからクラウドへ、モノリシックアーキテクチャーからマイクロサービスへと動いていく中で、アナリティクスを取り巻く技術の多くは陳腐化し、時代遅れのものとなっています。 

かつて多くの企業に変革をもたらしたレガシーソリューションも、今ではデータのサイロ化や高コスト、低いパフォーマンス、リアルタイム性の欠如といった課題に直面しているのです。このような硬直したシステムでは、新しく登場するデータタイプの取り込みすらままならない場合もあります。 

現在の課題を解決し、再びアナリティクスを輝かせるためには「最新化(モダナイゼーション)」が必要です。クラウドベースの新しいアーキテクチャーは、柔軟性や可用性、リアルタイム性、そして低コストといった特徴を備えています。オンプレミス環境の管理から解放されることで、社内のリソースを新しいインサイトの獲得に充てることも容易になるでしょう。 

アナリティクス最新化のカギとなるクラウド 

アナリティクスの最新化は、クラウドサービスの活用なくしては語れません。多くの企業で活用されているAmazon Web Services(AWS)もその一つです。この中にはクラウド専用データウェアハウスの「Amazon Redshift」をはじめ、アナリティクスに関連する最新ツールがいくつも含まれているのです。AWSには、オンプレミスの欠点を補う以下の特徴を備えています。 

  • コンピューティングとストレージの切り離し 
  • 俊敏性(アジリティ) 
  • コスト削減 
  • 他のデータソースの活用 
  • 自動化と業務の生産性 
  • 拡張性 
  • 従量制 
  • セキュリティ 
  • ネットワークの隔離 
  • コンプライアンスと規制 

なお、クラウドを活用したアナリティクス最新化は、以下の手順で進めていきます。 

1.HadoopやSparkをクラウドに移行する 

HadoopやSparkといった分散処理のフレームワークを、硬直したオンプレミス環境から柔軟性と拡張性に優れたクラウド上に移行させます。これにより、コンピューティングとストレージの切り離し、復元力に優れた永続ストレージの確保、最新の開発環境と運用環境といったメリットが発生します。 

2.データウェアハウスをクラウドで最新化 

続いてデータウェアハウスもクラウド専用のもの(たとえばAmazon Redshift)に切り替えます。クラウドデータウェアハウスはオンプレミスの数分の一のコストにもかかわらず、はるかに優れたパフォーマンスと拡張性を持っています。シンプルな実装や、管理の容易さも大きなメリットです。 

3.データ主導のアプリケーションを最新化 

その後、データ主導のアプリケーションをクラウドに切り替えます。アプリケーションの開発と実装が高速化され、さらにアプリケーション管理が自動化されることで、開発者はまったく新しいアプリケーション開発や顧客体験の改善に専念できるようになります。 

Informatica Intelligent Cloud Servicesがアナリティクスの最新化をサポート 

インフォマティカは「AWSアドバンスドテクノロジーパートナー」および「AWSビッグデータコンピテンシー認定企業」として、AWSのエコシステムをトータルサポートしています。 

インフォマティカが提供するサービスには、以下のようなものがあります。 

・Informatica Intelligent Cloud Services(IICS) 

150以上のコネクタを持ち、オンプレミスと主要なAWSサービスに対応するデータ統合ソリューション 

・Enterprise Data Catalog(EDC) 

データ資産の探索やインベントリ、整理を迅速に実行するAI搭載のデータカタログ 

・インテリジェントデータ移行評価(IDMA) 

資産の移行プロセスを評価し、詳細なレポートを作成する補完的なユーティリティ 

これらのソリューションを一体的に活用すれば、アナリティクスの最新化を迅速・確実に成功させることができるでしょう。 

インフォマティカが提供するこれらのクラウド移行ソリューションについて詳しくお知りになりたい方は、右記をご覧ください。