データ主導のDXを支えビジネスを加速する次世代iPaaS

企業や個人のあらゆる活動がデータ化され、無数のサーバーに収集・蓄積されている現代。データ主導のデジタルトランスメーション(DX)はすべての企業が優先して取り組むべき重要課題となっています。しかしデータ活用の重要性は理解していても、DXのための十分なリソースを割くことができない企業や、DX化の取り組みが思うほどの成果を生み出していない企業は少なくありません。 

こうした現状を克服するカギとなりうるのが、クラウドベースのデータ統合プラットフォームとして登場したiPaaSです。iPaaSに関しての詳細は下記もご覧ください。 

iPaaSの価値を際立たせる「2025年の崖」 

経済産業省がまとめたDXレポートによると、今日多くの企業でDXの取り組みが難航しており、このままではDXが実現できないばかりか、「2025年以降、年間で最大12兆円の経済損失が生じる」可能性もあるといいます。 

「2025年の崖」と呼ばれるこの現象を引き起こすとされているのは、 

・既存システムのブラックボックス化 

・IT人材の不足 

・デジタル技術の複雑化やデータの膨大化 

といった複数の要素です。この状態を放置すれば、今後数年で「デジタル競争の敗者」となり、事業の継続や承継も困難になりかねません。 

そこで注目されているのがiPaaSです。iPaaSは既存システムにおいて分断(サイロ化)されたデータやアプリケーションを他の場所にあるデータと統合し、活性化させます。iPaaSはクラウドサービスのSaaS型アプリケーションとして提供されるため、ユーザーはシステムの開発や保守に人的リソースを割く必要がありません。さらにiPaaSのシステムには常に最新のテクノロジーが使われており、クラウド上に増え続けるデータへの対応も容易です。 

クラウドの進化がiPaaSのニーズを加速させる 

もちろん、データ統合ツールはiPaaSだけではありません。たとえばオンプレミス環境で構築されるETLなどもそのひとつです。しかしオンプレミスでのシステム構築には膨大な初期投資と手間、そして月単位の(場合によっては年単位の)時間がかかります。いったん完成したシステムは容易に拡張できず、柔軟性に欠けてしまいます。これは進化と拡大を続けるクラウドと連携する上で、おおきな足かせとなりかねません。 

これに対しクラウド技術によって生まれたiPaaSはクラウド上のデータと親和性が高く、データ量に応じた柔軟に拡張できます。さらに利用ベースでコストを最適化したり、システム運用や保守を簡略化できるのもメリットです。 

ビジネスにおいて今後ますますクラウドの活用が進む中、iPaaSの役割も大いに加速しているといえるでしょう。 

従来のiPaaSと次世代型iPaaS 

初期のiPaaSには「クラウドデータ統合」「クラウドアプリケーションとプロセス統合」「API管理」「接続性」という4つの機能がありました。これらの機能はクラウドのデータを積極的に活用する企業にとって非常に有用でしたが、次第にクラウドの進化や、それに伴うニーズの変化に対応できなくなっていました。 

これに対しインフォマティカが提供する次世代型iPaaSでは、従来のiPaaSとは一線を画す6つの機能が提供されています。これらはいずれも、新しい時代のクラウド活用ニーズに基づいたものです。 

1.クラウド統合ハブ 

クラウド統合ハブにシンプルなパブリッシュ/サブスクライブ型アーキテクチャを導入。全ユーザーに向けてデータソースのデータを1回パブリッシュすれば、各ユーザーは自分の希望する形式とタイミングでデータを受信できます。 

2.クラウドデータ品質 

データのプロファイリングを行うことで、データ品質に関する問題の特定や品質ルールの作成・実行(および解決)を行います。これにより、重要な意思決定のベースに耐えうる信頼性の高いデータを提供可能です。 

3.クラウドMDM 

クラウドMDM(マスターデータ管理)は、社内外の複数のデータソースから関連するデータを収集して、顧客・サプライヤー・パートナー等に関する360度ビューを作成します。 

4.クラウドデータセキュリティ 

クラウドデータセキュリティの機能は、膨大なデータの中から機密データを迅速に特定し保護することで、企業活動をデータに関する規制やデータセキュリティポリシーに準拠させます。 

5.クラウドデータレイク/ビッグデータ

データ構造も粒度も異なる外部データ(構造不明なデータや非構造化データも含む)を収集し、クラウド上で管理します。これらのデータセットを内部データと組み合わせることにより、新しいインサイトの獲得、顧客やマーケットへの理解、的確な意思決定が促進されます。 

次世代iPaaSでビジネスのスピードアップを図る 

次世代iPaaSを導入した具体例として、がん治療の研究を中心に行うGenomic Health社(2019年11月8日にExact Sciences社と合併)を紹介します。 

従来より「患者に合わせてパーソナライズした治療を3日早く行うことができれば、多くの人命を救える」と考えていた同社。次世代iPaaSによってクラウド、オンプレミスそれぞれのシステムからデータを収集し、患者の360度ビューを早期に構築できるようになりました。結果として医療機関への迅速なデータ提供が可能になり、救命に生かされたといいます。 

効率的なデータ活用を可能にする次世代iPaaSは、ビジネスにおける迅速な意思決定を助けるプラットフォームです。ビジネスの生産性を向上させ、来るべき「2025年の崖」を乗り越えるためにも、従来型の非効率なシステムから次世代iPaaSへのリプレイスが欠かせません。 

インフォマティカが提供する次世代iPaaSについての詳しい情報は、右記をご覧ください。