最高品質のデータを社内で共有するKelly Services社

Kelly Services社は、創立74年の歴史を持つグローバルに展開する人材派遣企業です。Kelly Service社では、最高のカスタマーエクスペリエンスを実現するために意思決定をサポートできるような信頼性の高いデータを求めていました。そのためには、保有するデータを正確に理解できるような共通言語を用いて、フレームワークと基盤を構築しなくてはなりません。また、データのセルフサービス化や可視性を促進する標準や一貫性も必要でした。

アメリカの本社で開催されたウェビナー(データ活用の専門家とのセッション(Data Empowerment Experts session))では、Kelly Services社のデータ・分析ガバナンス担当ディレクターであるマーク・ヘミングウェイ氏(Mark Hemingway)に登壇いただき、持続性や拡張性のある価値観を提供する方法についてお話しいただきました。その前段階として、こちらのQ&Aでヘミングウェイ氏の経歴やKelly Services社の環境についてお答えいただきました。

質問:これまでの経歴と、ガバナンスの分野に携わるまでの経緯を教えてください。

回答:私は元々、ソフトウェア製品を管理、開発、配信する部門に携わっていました。主にアプリケーションに焦点を当てた業務を行っていましたが、そこにおけるデータ自体やデータ分析、データ標準の重要性は常に意識していました。そんな中で、分析アプリケーションの開発、HR-XMLといった世界標準や、社内の資産をより理解しようという会社としての認識が合わさり、ガバナンスに行き着いたのです。

質問:社内で特にデータに着目している人はいますか?

回答:幸いなことに会社全体で着目度が高いのですが、特にCFO、COO、CIOが関心を向けています。同様に、全国のデータ管理者や所有者からも支持を受けています。

質問:データリテラシーの改善に向けて、どういったことをやるべきだと思いますか?

回答:一般的によく取り上げられるような、一貫性や共通理解に関する課題が弊社にもあったと確信しています。弊社が目指すのは、データが持つ価値を理解し、制度化することです。Kelly Services社内の全員がデータを理解し、その出所や業界に与える影響を見出せるようにしたいと考えています。

質問:信頼性の高いデータが揃うと、ビジネス内でどういった分野が最も好影響を受けると思いますか?

回答:すべての分野において、好影響がある思います。もちろん、最前線で意思決定を下す際には高品質でタイムリーなデータが求められますが、データの信頼性はそれ以外の部分でも重要です。財務、マーケティング、人事、ITなど、ビジネスに関するすべての分野では、データの品質が意思決定の良し悪しを左右すると考えています。

質問:データ文化を構築する際、気を付けたことは?

回答:弊社はまだ取り組みを始めたばかりに過ぎませんが、ビジネスにおいて何が重要で、それがどのように役立つかということを理解し、維持していくべきポイントを標準化することはとても大切だと思います。そのために、社内の部門間で一貫性や調和を生み出せるように協力し合う精神を重要視しています。企業としてこういった重大な取り組みを行うことで、これまでにないほどデータやデータ文化が最大限に活用されつつあると感じています。


本ブログは2021年4月22日のThomas BrenceによるEmpowering Their Staff with the Best Data at Kelly Servicesの翻訳です。