Intelligent Data Management Cloudを発表

先日のInformatica world 2021において、Intelligent Data Management Cloudを発表しました。CEOのアミット・ワリアが本発表における想いと今後の市場変化について解説します。

インフォマティカは、常にデータイノベーションの最前線に立ち、各業界のニーズを予測しながらデータマネジメントの支援を行ってきました。
この度、当社のこれまでの歴史の中で最もエキサイティングな発表ができることを嬉しく思います。それは、IT部門だけでなく、企業内の全てのユーザーが、あらゆるプラットフォーム、クラウド/マルチクラウド/マルチハイブリッド環境で、データによる変革を実現できるように設計された、業界初のIntelligent Data Management Cloudの発表です。クラウドネイティブでAIを搭載したこの完全なプラットフォームは、デジタル世界に向けた真の変革へと移行するための重要なピースとなります。

最新のデジタル化から真のデジタルトランスフォーメーションへ

この10年間で、企業は最新のデジタル化への移行を進めてきました。インフラをクラウドに移行し、アプリケーション、アナリティクス、データベース、データウェアハウス、データレイクをクラウド化しています。すべては、柔軟性、俊敏性、スケール、コストといったクラウドが本来持つメリットを享受するためです。

しかし、今日のデジタル世界では、最新のデジタル技術を優れた顧客体験に変えるために、全く異なる何かが必要とされています。そして、それこそが真のデジタルトランスフォーメーションなのです。
デジタルトランスフォーメーションを実現するために行うべきデジタルイノベーションとは何なのか、そして成功の過程において影響を与える市場の変化とは何なのでしょうか。

真のデジタルトランスフォーメーションとは

企業においてデジタル変革を行うには、4つの基本的な柱が重要となります。「新しい革新的な製品やサービスをお客様に提供すること」、「既存のお客様と新規のお客様の両方に対して、新しいエンゲージメントモデルを構築すること」、「これらの製品やサービス、新しい顧客体験を市場投入するために新しいオペレーションモデルを構築すること」、そして「すべての統括を実現するために、これらすべてのイノベーションを活用し、新たなビジネスモデルを開発すること」です。

このデジタルトランスフォーメーションを実現するには、CEO以下の戦略的な考え方から始まります。また、迅速に対応するためにはクラウドソリューションが必要です。そして何よりも、データ主導とAI中心のアプローチが重要となります。データとAIが働いてくれれば、この取り組みを加速し、ビジネス価値を高めることができます。

成功の道のりまでの3つの市場変化

今後5年間で注目すべき市場において、起こりうる3つの大きな変化について説明しましょう。

まず、クラウドファーストとマルチハイブリッドクラウドが新たな常識となります。クラウドファーストとは、クラウドで対処可能なことに対してはクラウドを選択すべきということです。マルチハイブリッド環境では、あらゆるクラウドに対応し、複数のクラウドが標準となります。

2つ目は、データファーストです。もはやインフラやアプリケーションを所有する必要はありません。所有しているのはデータです。それは企業としてのデータです。組織の最も重要な資産であり、お客様、サプライヤー、従業員、パートナーに対して新しい差別化された体験を提供するためにデータを活用します。

3つ目は、データの信頼性とデータプライバシーの重要性です。データガバナンスは、追加要件ではなく、戦略的に必要です。

インフォマティカは、データ1.0からデータ4.0へのデータの進化をリードしてきました。このData 4.0の世界では、データがまさにデジタルトランスフォーメーションの魂であることがわかります。

この新しい世界でビジネスを成功させるためには、何か別のもの、つまりこれまでにない新しいものが必要です。それが、データマネジメントに特化したクラウドソリューションなのでです。

新たなクラウドの登場

インフラ、データベース、アプリケーション、ビジネスインテリジェンス、データウェアハウスやデータレイクなど、様々なクラウドがあることをご存知かと思います。この度インフォマティカは、データマネジメントに特化した業界初で唯一のクラウドデータマネジメントプラットフォーム「 Informatica Intelligent Data Management Cloudを発表しました。

Informatica Intelligent Data Management Cloudは、あらゆるプラットフォーム、あらゆるクラウド、マルチクラウド、マルチハイブリッドにおいて、企業の分散したデータや断片的なデータという重要な課題を効率的に処理し、データ活用におけるイノベーションの実現を目的としています。これは、業界初かつ最も包括的なクラウドネイティブで、AIを搭載したエンドツーエンドのデータマネジメントプラットフォームです。 また、200を超えるインテリジェントなクラウドサービスにより、あらゆる場所にあるすべてのデータをカタログ化、インジェスト、統合、プレパレーション、クレンジング、マスタリング、共有し、自由に処理し、ガバナンスの面でも信頼性と民主化を確保しながら、ビジネスを360度見渡すことができるインテリジェントなインサイトを提供することができます。  

インフォマティカの3つの差別化要因

インフォマティカは、すべての組織がデータの力によって、卓越した成果を上げることが可能な世界を創造することをビジョンとして掲げています。そして、インフォマティカの3つの差別化要因によってこのビジョンを実現します。

その1:イノベーションの推進

データマネジメントに必要なすべてのサービスを、クラウドで大規模に提供しています。データカタログデータ統合サービス、ストリーミングデータやバッチデータを管理する機能など、必要なものはすべて揃っています。クラウドでネイティブ、アプリ統合、API管理なども問題ありません。データプレパレーションデータ品質データガバナンスマスターデータ管理、また360度ビューをカバーしています。また、データマーケットプレイスを構築してデータの民主化を図るとともに、データの信頼性、機密性、安全性を確保することも可能となります。

Intelligent Data Management Cloudでは、これらすべてのサービスが、クラウドファースト、マイクロサービスベース、APIドリブンのプラットフォーム上でネイティブに利用でき、弾力性とサーバーレスを両立しています。当社のAIテクノロジーであるCLAIREは、すべてのサービスに組み込まれています。あらゆるソース、あらゆるタイプのデータをもたらし、ビジネスユーザー、テクニカルユーザーを問わず、あらゆる場所のあらゆるユーザーへのサービス提供を実現します。

また、Intelligent Data Management Cloudを使用する際、データを一箇所に集める必要はありません。必要なのはメタデータだけです。Intelligent Data Management Cloudは、メタデータを記録するシステムであり、メタデータ上にあらゆる種類の機械学習アルゴリズムが重ねられています。そのため、自動化されたインテリジェントな方法によって、全方位からのデータ利用に対応します。

Intelligent Data Management Cloudは、大規模なクラウドネイティブ、かつ大規模なAIネイティブです。さらに、マルチクラウド、マルチハイブリッドであり、ローコード、ノーコードデザインであり、セキュリティと信頼を第一に設計されています。現在、このクラウドは月に17兆のトランザクションを実行しています。

このようなイノベーションは、ビジネスの360度ビューの構築、データウェアハウス、データレイク、クラウドでのアプリケーションやアナリティクスの最新化データガバナンスプライバシーの確保など、データ4.0で集約されます。


その2:顧客第一主義

お客様の成功は、私たちの最大の成功です。だからこそ、今日、82カ国の9,500社のお客様、フォーチュン100社のうち85社のお客様に信頼されているのです。Informatica World 2021では、Peloton、Eli Lilly and Company、NYC Health + Hospitals、Charles Schwabなどのお客様から、デジタルトランスフォーメーションの成功に向けた当社とのパートナーシップについてお話を伺いました。

AWS、Microsoft、Google Cloud、Snowflake、Tableauなど、幅広いエコシステムのパートナーと提携しなければ、当社の成功はありません。Accenture、Deloitte、Capgemini、Cognizant、KPMGなどのシステムインテグレーターパートナーは、私たちと提携して、お客様が成果を出すためのイノベーションと専門知識を組み合わせて提供しています。


その3:バリュー主導

私たちのバリューとは最高の製品を作ることだけではないと考えています。優れたカスタマーサクセスプログラムを構築することだけではありません。それは、私たちが何者であるかということです。私たちが目指すものは何ですか?インフォマティカの価値観は、たった一言で表現されています。「DATA」です。「D」は「Do Good(良いことを行う)」の略です。「A」は「Act as one team(1つのチームとして行動する)」の略です。「T」は「Think customer-firs(顧客第一主義)」を意味します。そして最後の 「A」は、「Aspire and innovate(向上心と革新)」を意味します。これこそが、私たちを未来の企業に導くものです。これらの価値観の一つひとつが、私たちが誰であるか、そして企業としての原動力となるものに不可欠なのです。

今こそ、デジタルトランスフォーメーションを加速させるときです

私たちは、かつてない時代に生きています。世界中でデジタルトランスフォーメーションが加速している変化の時代です。勝者と敗者は、もはや数十年ではなく、数年のうちに決まります。そして、お客様のデータを戦略的資産とする、今がその時です。今こそリーダーシップを発揮して、企業に変革をもたらしましょう。組織の一人ひとりがこのデータ主導の革命を起こすことを期待しています。詳細はこちらをご覧ください。 Intelligent Data Management Cloud


本ブログは2021年4月13日Amit Walia によるIntroducing Intelligent Data Management Cloudの翻訳です。