2021年の製品エクスペリエンスに影響を与えるデジタルコマースのトレンド

2020年からの最大のポイントの1つは、COVID-19の感染拡大によるデジタルコマースへのシフトチェンジです。販売チャネル全体で非接触ショッピングに対する消費者からの要望は急速に高まり、世界経済が不確実にもかかわらず、eコマースは急速に成長し続けています。

今年の全米小売業協会(NRF)の仮想「リテールズ・ビッグ・ショー」のテーマは、ハネウェルによる消費者のオンラインへのシフト動向と2021年の配送方法のスピーチなど、回復力を確保し、共に前進する方法といった、小売業者がいかに差し迫ったニーズに対処するかを目的としています。 

小売業やブランド企業に対して、昨年学んだことをどのように活かし、変化する市場のニーズや消費者行動への備えをサポートできるでしょうか。
COVID-19を通して、私たちは変化することは不変事項であり、予測が急速に変化する可能性があることを、かつてないほど認識しました。しかし、世界のeコマースの成長率は16.5%とデジタルコマースの成長傾向は顕著です。
ここでは、2021年に顧客がブランドや小売業者に与える製品エクスペリエンスに影響を与えるであろうデジタルコマースのトレンドをいくつか紹介します。


  • デジタルコマースエクスペリエンスをさらに充実させるための拡張現実

ARにより、今後もeコマースの顧客は製品を立体的にプレビューしてから購入することになるでしょう。 ARまたはその他の新しいテクノロジー(3D製品エクスペリエンスなど)を使用して、顧客が製品を見られるようにする小売業者は、顧客との高いエンゲージメント率、新規顧客獲得率、より良い商品購買率を実現します。


  • より優れたショッピングの利便性を可能にするボイスコマース

デジタルファーストの考え方へ利便性と安全性を取り入れた組み合わせが、2021年も引き続きコマースで主流となります。ボイスコマースとは、購入する際に音声アシスタントデバイスを頻繁に使用する消費者にとってオンライン製品エクスペリエンスをより便利にする方法です。 PwCによると、昔から保守的とされるドイツの消費者の11%は、少なくとも週に1回は音声アシスタントを使用しています。


  • ソーシャルメディアコマースのブーム

Instagramで新製品を発見したとする人の割合は60%にも上るとされています。ソーシャルコマースは、人気のソーシャルチャネル内で直接シームレスなeコマースエクスペリエンスを作る機会をブランドに提供しています。商品の発見や商品の調査からチェックアウトプロセスまで、商品のショッピング体験全体がソーシャルメディアプラットフォーム(Instagram、Facebook、What’s App、Pinterestなど)で直接行われています。 2021年に、ブランドが別の非接触型デジタルコマースチャネルを活かしながらシームレスな製品エクスペリエンスを作るためのソーシャルコマース戦略の展開を検討する理由(消費者にとって重要な場所で消費者にリーチするなど)は数多くあります。


  • サスティナブル持続可能性)と透明性が重要な要素に

消費者の63%は、サプライチェーンのトレーサビリティを重要な基準(Accentureによる)として挙げ、信頼できない企業からの製品やサービスの購入をしないとしています。引き続き2021年も、サステイナブルは消費者の期待に応えるための重要な要素となります。責任感、透明性、地産(および持続可能な慣行)といった要素も、消費者が新しいメーカーを選択する際に考慮されます。ユニリーバのような一流ブランドやPVHのような小売業者は、これらを長期的な成功の重要な推進力と見なしているため、環境および社会的持続可能性とトレーサビリティにサプライチェーンとマーケティングの取り組みに力を入れています。ブランドと小売業者は、信頼できる関連性のある製品、成分、および調達データを提供し、独自のシームレスなブランドエクスペリエンスを作成することで、消費者の信頼を獲得する必要があります。


  • 小売業者とブランドは、これまで以上に信頼できる豊富な製品コンテンツに依存

2021年は、おそらくこれまで以上に、ブランドや小売業者は、顧客が購入の決定を伝えるために必要な詳細で信頼できる製品情報を、彼らがどのように、どこで受け取りたいかに関係なく、確実に届ける必要があるでしょう。

マーケットプレイス、モバイルアプリ、eコマースウェブサイトなどのデジタルチャネルに適切な商品コンテンツを提供することは、デジタルコマースを成功させるための重要な要素です。小売業者がオンラインで提供できる情報が詳細で包括的なほど販売数が伸び、消費者は簡単に購入したい商品を見つけることができ、その結果企業は返品対処の必要が少なくなります。

オンラインでの買い物客は、さまざまなアングルからの高解像度の画像、ズームイン機能、ビデオまたはAR機能、情報に基づいた購入決定を行うための関連性のある信頼できる豊富な説明など、店頭の買い物客よりもはるかに詳細な情報を必要とします。

顧客エンゲージメントの向上に向けた取り組みについては、こちらのオンデマンド動画でもご覧いただくことができます。是非ご視聴ください。




本ブログは1月15日のAntonia RennerによるDigital Commerce Trends Impacting Product Experience in 2021の翻訳です。