「インテリジェントなデータディスラプター」9社の成功事例


2021年になって早くも一か月が経ちました!今回は、2020年にデータドリブンにおいて大きな成果を達成したインフォマティカのお客様「Intelligent Data Disruptors」 についてご紹介したいと思います。

クラウドで変革~学生のオンライン学習体験、非営利団体の使命向上

Austin Community College(米国テキサス州にある公共コミュニティカレッジ)は、Informatica Intelligent Cloud Services(IICS)で、コロナ禍における学生のオンライン学習を変革しました。学生の採用活動に利用しているSalesforceやアクセス制御を行うOkta Identity CloudなどのクラウドアプリケーションをIICSで統合したことにより、同行に入学する学生は、大学の電子メールや学習管理システムをすぐに利用し始められるようになりました。従来は、大学システムへのアクセス許可に24~48時間かかっていましたが、このプロセスを数秒以内に短縮することができたのです。

Metropolitan Thames Valley Housing(英国で低所得者向けの公営住宅を提供する非営利団体)は、コロナ禍の厳しい情勢における英国の住宅危機の緩和に貢献しています。同社は、インフォマティカとSnowflakeのパートナーシップのメリットを活かし、Snowflake Cloud Data Lakeに迅速かつ効果的にデータを移行することができました。

The New York Foundling(ニューヨーク最大かつ最古の児童福祉団体)は、人々の安定、強さ、自立を支援することを使命とする非営利団体です。同団体はInformatica Intelligent Cloud Services(IICS)によってプロセスを自動化し、より多くのスタッフの時間と予算を研究支援プログラムに充てることによって、社会的サービスの成果を向上させています。

マスターデータ管理でリーチを拡大

JDRF(1型糖尿病の研究に資金を提供する非営利組織)は、Informatica Customer 360によって、1型糖尿病(T1D)コミュニティとのエンゲージメントを改善しています。例えば、サンフランシスコの子どもがT1Dと診断された場合やT1Dで生まれた場合、JDRFは郵便番号で地域のボランティアの住所を照合し、家族をサポートするボランティアを見つけて紹介することができます。また、継続的なドナーの規模を50%拡大することに成功しています。

Union Bank of Philippinesは、インフォマティカのマスターデータ管理ソリューションを活用することで、すべての顧客の「ゴールデンレコード(注1)」 を作成し、本人確認プロセスを革新しています。銀行の顧客体験向上を目的としたイニシアチブ 「Know-Your-Customer」 を立ち上げた同行は、ゴールデンレコードを活用することで、従来4~6週間かかっていたローン審査の承認プロセスを、わずか3分でできるようになりました。 

Fjordkraft社はノルウェーのナンバーワン電力供給会社です。同社は、32,000社を超える企業に電力を供給し、ノルウェーの低炭素化に向けた顧客サービスを提供しています。同社は近年、モバイル通信サービス分野に事業を拡大し、その利用者数は前年比52%のペースで増加し、一気に10万人を超える成功を収めました。しかし、電力供給の顧客とモバイルユーザーは異なるデータベースで管理されているため、顧客を一元的に把握することができず、クロスセルやアップセルの機会が制限されていました。そこで同社はInformatica Multidomain MDMを使い、顧客データの重複をなくし、すべての顧客の「ゴールデンレコード」を作成することにしたのです。これにより、顧客を中心としたビジネスモデルを柔軟に構築することができるようになりました。結果、顧客に新しいサービスを提案し、売上を改善することができました。

データガバナンスとプライバシーで使命を果たす

カナダ赤十字社は、COVID-19の感染拡大が続く中、直ちに新規感染者の市民に対してサービスを提供する必要性を認識しました。手作業によるコーディングやデータチェックをなくすことによって、ボランティアを増やし、食事の配達をスピード化しました。これにより、隔離中や自宅療養中のカナダの人々への支援を拡大することができました。

UNC Health(米国ノースカロライナ州が所有する医療ケアシステム)は、COVID-19パンデミックの数か月前に古いデータベースを刷新し、Informatica Axon Data Governance(Axon)Informatica Enterprise Data Catalog(EDC)を活用したデータガバナンスに取り組んできました。そのため、パンデミックがノースカロライナ州を襲った時には、データを活用する準備が整っていたのです。同組織のデータガバナンスチームは、感染拡大状況を地図上ですばやく確認し、感染者と患者の状況をリアルタイムに把握するために迅速に行動しました。これにより、意思決定者である経営幹部に正確な情報をタイムリーに提供するためのダッシュボードを、わずか数日で作成することができました。さらに、AxonとEDCを使って10ものダッシュボードを2週間で経営幹部に提供することができたのです。UNC Healthは、パンデミックが医療業界を揺るがす中、感染の影響を評価し、医療器具や防護服などのリソース管理を徹底して、患者の回復を促進することに成功しています。

Driver and Vehicle Standards Agency (DVSA)は、英国の道路の安全を確保するために、運転テスト、交通安全、車両リコールを監督する英国運輸省の行政機関です。DVSAは、大量の車両データと運転者データを保有していましたが、これらのデータは複数の事業部に分散され、なおかつ手作業でスプレッドシート管理されていたので、データ品質も良くありませんでした。そこでDVSAはAxonを導入し、運転者と車両のデータの単一リポジトリを作成しました。これにより、生産性とコンプライアンス、データセキュリティを強化し、信頼できるデータを使って、英国の道路の安全を高めるという使命を達成することができたのです。

ここでご紹介したお客様だけでなく、世界中の多数の企業がインフォマティカのソリューションを使ってデータドリブンなイノベーションを実現しています。その他の事例はこちらからご覧ください。

(注1)ゴールデンレコード
企業もしくは組織が保有するすべてのデータ要素を「明確に定義できる単一のバージョン」。または「真実の単一バージョン(Single Version of the Truth)」と呼ばれることもあります。ここでの「真実」とは、ユーザーが確実に正しい情報を使用する上で参照できるデータのことを意味します。ゴールデンレコードは、特定の企業もしくは組織内のあらゆるSoR(システム・オブ・レコード)の全データを網羅しています。詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。


本記事は「A Toast to Our Intelligent Data Disruptors This Holiday Season」の抄訳です。