政府機関でクラウドネイティブデータ管理を置く重要性

休暇中や運動している最中、もしくは娯楽としての音楽のプレイリストは、何百万人もの人々にとって不可欠なツールとなっています。そして、そのアンサンブル作成のために役立つアプリケーションは多数あり、その中の1つを使用すると、そのプレイリストの作成がこれまでになく簡単になります。

これらのアプリケーションは、主にクラウドベースでクラウドネイティブです。ITボキャブラリーでは、サービスとしてのソフトウェア、つまりSaaSに入ります。また、プレイリストによってモチベーションを高めるなど、娯楽やリラクゼーションに不可欠であるのと同様に、政府機関も、運用を管理する過程で、効率と効果の向上を目的にSaaSをますます活用しています。プレイリストの曲を選択するのと同じように、取得するSaaSソリューションのタイプを選択することは、最新のITインフラストラクチャを構築する際の重要な決定事項です。

クラウドのシーズン

ゾンビーズは1968年に発表した(私の個人的なプレイリストにあります)アルバムで、「ふたりのシーズン」という曲を発表しましたが、米国政府では、今は「クラウドのシーズン」です。ですから、クラウドはすべての官庁組織のプレイリストに入れるべきでしょう。数年にわたる連邦クラウドポリシーの成熟、進行中の連邦データ戦略の実装、AIおよび分析イニシアチブ、そして最近では新型コロナウィルス危機対応におけるレガシーシステム障害の実証の結果から、米国政府におけるクラウドへの移行は本格化しています。

クラウドの柔軟性、俊敏性、費用対効果は、クラウドが政府のITサービスの未来である理由となっています。また、SaaSを使用し、アプリケーション、メンテナンス、基盤となるインフラストラクチャ、セキュリティ、およびデータ保護に対するクラウドサービスプロバイダー(CSP)の責任を最大限に活用することで、組織は官庁としての使命とビジネス機能に集中できます。
これは、これらすべてを自分たちで管理するよりもはるかに効果的なアプローチです。
また、政府機関のSaaSソリューションのクラウドネイティブ機能に関しては、組織データの管理ほど重要なものはありません。間違いなく、すべてのタイプのデータを管理する機能を備えているクラウド中心のデータ管理ツールとプラットフォームは、戦略的かつ運用上の必須事項です。クラウドデータ管理プラットフォームとツール、ポリシー、および手順を実装することで、官庁は、クラウド内、クラウド間、およびオンプレミスとクラウドアプリケーションの組み合わせでデータが作成、供給、保存されるハイブリッド環境で、ミッションとビジネスデータを制御できます。

オンプレミスベースのソフトウェアデータ管理ツールは、従来のワークロードで適切に機能させ、クラウド環境に展開すると十分なパフォーマンスを発揮します。しかし、クラウドネイティブソリューションと比較して機能が制限されているので、組織はSaaSの高度なテクノロジー、低メンテナンス、柔軟性、およびリスクの低減というメリットを失います。クラウドファーストおよびクラウドネイティブとして開発されたデータ管理ツールは、弾力性のある分散環境内の最新のクラウドコンピューティングプラットフォーム向けに特別に設計されています。主要なクラウドIaaS(Infrastructure as a Service)プロバイダーが提供する多くの社内データ管理ツールとは異なり、真のマルチツールであるクラウドネイティブデータ管理は、官庁クラウド戦略で考慮しなければならないメリットを提供しています。


米国政府機関向けのSaaS FedRAMPコンプライアンスとは

GSA(アメリカ共通役務庁)によって管理されるFedRAMP(米国連邦政府によるリスクおよび認証管理プログラム)は、クラウド製品およびサービスのセキュリティ評価、承認、および継続的な監視に対する標準化されたアプローチを提供する、義務化され、継続的に成熟する米国政府全体のプログラムです。

FedRAMPは、世界で最も厳しいクラウドセキュリティ要件プログラムの1つであり、今年も米国法に成文化される可能性があります。クラウドに移行する多くの政府機関は、FedRAMPのコンプライアンス要件を理解していますが、この理解は、コンポーネントや階層全体で一貫している訳ではありません。政府のクラウド移行は、始まったばかりです。

政府機関のクラウドへの移行では戦略的な計画を継続しているため、FedRAMP準拠のデータ管理ツールに注意を払う必要があります。 FedRAMP準拠プロセスにおいて重要なのは、GSAのFedRAMPサイトにリスト化されている正式な「進行中」の指定を受けているCSP(クラウドサービスプロバイダー)です。「進行中」指定とは、投資がされ、米国政府システムで運用する運用権限(ATO)の完全なコンプライアンスを達成することをCSPが確約していることを意味します。利用可能なデータ管理ツールを進行中、承認済み、または準備完了のステータスで評価することは、組織のクラウドジャーニーにおいて重要なステップであり、特にニーズに対する最適性、最高価値、および適時性の観点から重要です。

官庁が最適に機能するツールを選択する場合は、慎重に検討し、SaaSプロバイダーと話し合って、すべての考慮事項と適切な基準が官庁のニーズと環境に適用されるようにする必要があります。 Gartnerは、買収の決定を促進するのに役立つクラウドベースのデータ管理ツールのサードパーティによる評価も提供しています。 

プレイリストを成長させる

ゾンビーズの1968年のヒットとの類似点はさておき、連邦政府機関は、最高のクラウドファーストのクラウドネイティブデータ管理ツールをプレイリストに追加することを今すぐ計画する必要があります。作業を中断せずにワークロードとデータをクラウドデータウェアハウスとデータレイクに移行することは、良いタイミングにおいても困難な作業であり、移行後、ユーザーがどのような環境でもリアルタイムでそのデータに継続的にアクセスできるようにすることは容易ではありません。

手動プロセスで、またはFedRAMP認証上にない限られた機能のデータツールへ依存してクラウド化を図ると移行はさらに困難になります。オンプレミスからクラウドにすべてを一度にシフトするモデルも最適ではなく、不必要な高コストと低品質のデータにつながります。接続されたハイブリッド環境での自動化されたインテリジェントなデータとアプリケーションの統合は、政府のクラウドジャーニーを成功させるために不可欠な機能となります。クラウドデータ管理SaaSツールは賢く選ぶ必要があります。

次のステップ

インフォマティカは現在FedRAMPマーケットプレイスに進行中としてリストされており、2021年にはFedRAMP中レベルの承認の達成に向けて取り組んでいます。詳細については、インフォマティカの政府機関向けデータ管理ソリューションサイトをご覧ください。


本ブログは9月24日のMichael R AndersonによるIs Cloud-Native Data Management on Your Government Agency Playlist?の翻訳です。