「Informatica World Tour 2019」:インフォマティカ基調講演編

インフォマティカ・ジャパンは9月6日(金)に、年次のカンファレンスイベントとして、パートナーやお客様、エンジニアの皆さまと共にデータマネジメントのあり方を考える「Informatica World Tour 2019(以下、IWT2019)」を開催しました。

本イベントに1000名以上からお申込みをいただき、過去最大規模での開催となりました。今回のレポートでは、インフォマティカ基調講演についてご紹介します。

Murray Sargant 「データとAIがデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速する」

基調講演は、インフォマティカ社アジアパシフィック&ジャパン担当のMurray Sargantの市場動向に対するメッセージからスタートしました。ポイントとしては以下の3点です。

・企業を取り巻くデータは爆発的に広がっており、データマネジメントはより難しくなっている

・企業と顧客とのインタラクションも変化し、店舗ではなくインターネット検索から接点が始まっている

・現在、データはあらゆるビジネス成果とあらゆる顧客の期待の中心にある

データ中心の時代において適切にデータを管理するためには、シンプルな質問に回答できるように準備する必要があります。そのなかで、彼はその解決策として次のように述べました。

「企業が何のデータを持っているか?それはどこにあるか?それをどのように保護するか?」

これに回答するため、あらゆるデータをカタログ化し、ビジネスとITのつながりを可視化し、データに関わるあらゆる人がコラボレーションできるよう統制・管理すべきである。

インフォマティカは、このデータを中心とした統制・管理はもちろんのこと、トランザクションデータ、マスターデータの活用、さらに発展させたデータの活用まで支援することができる。


・顧客とのインタラクションデータ、ソーシャルデータ、IoTデータ等のビッグデータを従来のデータと掛け合わせ、真のビジネスバリュー、顧客に関する真のインテリジェンスを得る


・AIと機械学習の活用を促進し、適切な人材が適切なタイミングで適切な洞察を得る

企業の成長と共に、企業で取り扱うデータはもっと拡大すべきであり、我々はその実現に向けて皆様を全力で支援する。

(特別ゲスト対談)

講演途中からは以下4名が加わり、デジタルトランスフォーメーションに関する対談がスタートしました。


アクセンチュア株式会社 デジタルコンサルティング本部 マネジング・ディレクター 三原 哲 氏

日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 執行役員 常務 パートナー事業本部長 高橋 美波 氏

インフォマティカ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 吉田 浩生

インフォマティカ社 クラウド、ビッグデータおよびデータ統合担当の製品責任者 Ronen Schwartz

インフォマティカ社アジアパシフィック アジアパシフィック&ジャパン担当 Murry Sargant


アクセンチュア 三原氏は、2013年以降のデジタルへの取り組みの中で見えてきたこととして、データをエンドツーエンドで統合する重要性について紹介しました。

「データを統合できている企業はDXに上手に取り組めている。一方、分析はできていても統合ができてない企業ではDXに苦戦している。」

日本マイクロソフト 高橋氏は、同社が支援したDXの成功例として「花王」と「ゑびや」について紹介しました。

「「花王」は膨大な情報の中からインサイトを得るため、データ分析基盤を保守期間の残るオンプレミスからいち早くクラウドへ移行し、処理性能の大幅削減とコスト半減を実現している。「ゑびや」はデータ分析の専門知識を持たない現場主導で来客予測を行い、予測的中率90%超、人件費や廃棄ロス、機会損失の大幅改善を実現している。」

また、対談の最後には「Azure SQL Data Warehouse On Ramp」を3社共同で日本で提供することを発表しました。これは、クラウドデータウェアハウスの移行を始めるための全面的なサポートを提供するというものです。この強力な3社協業宣言を持って本基調講演は幕を閉じました。

・マイクロソフトは、お客様向けにデータウェアハウスモダナイゼーションを実現する包括的な移行プログラムを提供

・インフォマティカは、当該移行プログラムを成功裏に実施するためコアソリューションであるEDC、IICSを提供

・アクセンチュアは、データが生まれてから活用するまでのデータのパイプライン、サプライチェーンの戦略立案、構築支援を提供

■Ronen Schwartz 「AIとデータで切り拓くハイブリッド・マルチクラウド時代の新潮流」

クラウド、ビッグデータおよびデータ統合担当の製品責任者であるRonen Schwartzが、昨年に引き続き、インフォマティカのAIエンジン「CLAIRE」について最新のデモを実施しました。CLAIREはAIに基づいて予測能力を提供する、「Informatica Intelligent Data Platform」に組み込まれた業界初のメタデータ主導の人工知能テクノロジーです。

RonenはCLAIREと音声で会話しながら、CLAIREが推奨する内容のビジネス・レポートを作成します。問題のないように見えたレポートの分析の正確性の確認からスタートし、元データの品質に問題がある個所の特定、それを代替する別データの提案、その提案データを組み込んだ新しいレポートの生成、この工程を全て会話のみで行いました。インフォマティカプラットフォームを活用することで、多くのデータが連携し、より革新的なデータ・リコメンデーションの未来へと繋がる可能性について紹介しました。

■パートナー講演

その他パートナー講演では、以下錚々たる企業が各社のデータマネジメントに対する取り組み、ソリューション、事例について講演しました。


ビジネス成長に必要な「AI」の本質と効果創出の勘所は?: 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社

データとAIが織り成すデータ活用民主化の未来 ~データと先端テクノロジーが未来を開く~: 株式会社NTTデータ

「世界の窓」から見える未来、それを支える連携基盤: SCSK株式会社

データドリブン志向に向けて、今やるべきことは何か: 株式会社日立システムズ

ニューモノポリー時代のデジタル変革とセキュリティ対策: 日本マイクロソフト株式会社

データ活用を阻むサイロ化、肥大化するシステムの解決事例ご紹介: アルプス システム インテグレーション株式会社


今回お忙しい中ご登壇頂いた皆様、ありがとうございました。

以上、IWT2019の簡単なご紹介になりましたが、いかがでしたでしょうか。

今回ご参加いただけた皆様、ご参加いただけなかった皆様共に、インフォマティカのデータマネジメントをお助けするソリューションについて、少しでも興味を持っていただけましたら幸いです。データマネジメント一筋、創業26周年を迎えたインフォマティカ、今後も”データ”の力を最大限活用いただけるようなソリューションを提供して参ります。“データ”に関するお悩みをお持ちの皆様、情報収集をご希望の皆様、ぜひお気軽にインフォマティカへお問合せください。