より多くの患者により早く新薬を

Amgen社はマスターデータ駆動のインサイトで患者ケアをパーソナライズ

1980年創業の歴史あるAmgen社は、世界中で重病に苦しむ何百万人もの患者を救うための革新的な医薬品の開発、製造、提供を行う先進的なバイオテクノロジー企業です。

Amgen社は、同社の医薬品と、それを使用する患者、医薬品の提供を支える医療機関やサプライヤ、卸売業者との関係を可視化する必要性に迫られていました。

今までは、患者を中心とする複雑な関係を把握するために、スプレッドシートやデータベースを利用してきましたが、時間の経過とともに、データはサイロ化されて追跡が困難な状況だったのです。

また、オンプレミスのマスターデータ管理システムを使用していましたが、ビジネスの成長と買収によって拡大した企業規模を支えるには限界がありました。

同社はフルタイム社員のチームや社外コンサルタントが、手作業で次善策とデータ入力を行ってきましたが、医療データセットの増加に対応しきれずに、新製品を準備するために3~4ヶ月もの期間を要するようになり、これが競争力のボトルネックになっていました。

Amgen社、データサイエンス兼アナリティクス担当ディレクターのVishnu Maddileti氏は、次のように述べています。

「新製品を発売するたびに膨大なデータセットをマスター化するのに、非常に長い時間と多くのコストがかかっていました。医療機関や製品に関するデータを長所に変える必要がありました。」

またAmgen社は、個々の患者の症状に合った、より効果的な治療を提供することで、患者の転帰を改善するために、アナリティクスを活用したいと考えていました。

「高度なアナリティクスには、人の命、特に心疾患患者の命を救える力があり、これを継続的に強化していくことは、当社にとって極めて重要でした。」

データサイエンスおよびアナリティクス担当ディレクターのVishnu Maddileti氏

複数ドメインをマスター化して相互関係を迅速に把握 

そこでAmgen社は、コアのシステムとデータウェアハウスをクラウドに移行して、インフォマティカのマスターデータ管理ソリューションを導入することを決断したのです。

Informatica MDMを使って、同社の医療機関や保険業社、製品などの複数ドメインをマスター化し、さらにデータ統合ソリューションであるInformatica Data Integration Hubを使って、同社のCRMシステムや他のアプリケーションとリアルタイムあるいはバッチで統合することにより、患者を中心としたすべての関係を迅速に把握できるようになりました。

「Informatica MDMのおかげで、新製品の開発期間を短縮し、より多くの患者の適切な治療を支援することが可能になりました。以前は3~4か月以上かかっていた新規データセットのマスター化も、今では4~6週間以内に完了できるようになりました。」

マスターデータ管理担当ディレクターのAdi Rapaka氏

関係者間の情報共有が患者の転帰を改善する

さらに、Informatica Data Qualityを使い、高品質なデータを使ったアナリティクスを実現しています。

例えば、AIとアナリティクスを活用して、データセットをマイニングすれば、特定の患者に対して副作用を防止・軽減できる治療法などのさまざまなインサイトを手に入れて、それを医療機関と共有することで、より多くの患者に適切な治療をすばやく提供できるようになります。

「アナリティクスの結果をもとに、健康上の問題が発生する前に、予防的な治療を行うよう医療機関に通知できます。これは事後的な治療よりもはるかに効果的です。」

Adi Rapaka氏

患者サービスの飛躍的な改善

Amgen社は、複雑な基幹業務データを、インフォマティカの最先端のMDMソリューションを使ってマスター化し、真実無二の信頼できるデータソースを確立したことで、今では、関係者間で信頼できる情報を共有して、患者の転帰を促し、より多くの患者に、より迅速に新薬を提供できるようになりました。

今後は、重病に苦しむ患者に革新的な治療をすばやく開発し、より多くの患者を救う医薬品プロバイダーとしてさらなる前進を続けることになるでしょう。

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