データを競争力に変える投資とは?

こんにちは、インフォマティカ編集部です。

今回は、弊社SVP兼CIOのGraeme Thompsonより、ロサンゼルスで開かれたCIO100シンポジウムに参加した際に話した「データ投資の価値」についてご紹介します!


 

データがビジネスの中核となる資産であることは、経営幹部の皆さんならすでにご存知でしょう。また、収益性を高めるためにはデータを活用することが必要であることも理解していらっしゃると思います。しかし、どのようにそれを実現するかについては、必ずしも理解されていません。先日ロサンゼルスで開かれたCIO 100シンポジウムに参加した時、私はCIOマガジンの編集者であるチャールズ・ペルトン氏とお会いする機会があり、どのようにデータに投資すれば競争力になるかについて話をしました。今回は、その時の貴重な意見を皆さんに共有したいと思います。

 

データ駆動のデジタルトランスフォーメーションを実現するためには、適正なソリューションにお金をかける必要がありますが、それだけでは不十分です。それに関わる時間と労力、戦略の立案にも投資する必要があります。また差別化するためには、社内のリーダーたちと協力してデータの利用方法に優先順位をつけることも必要です。しかし、それよりも前にすべきことがあります。データをきちんと管理することです。

 

すべてはデータ管理につきる

ディスカバリ

いきない分析プロジェクトや「デジタルチャネル」を作るといった具体的なプランに走るのではなく、まずは今あるデータとそれをどのように使うかが、今後のビジネスの差別化にとって非常に重要であるという認識を組織全体で持ちましょう。そして、今どのようなデータがあり、どこで生成され、どのように利用されてきたのか?というデータの全貌を明らかにすることから始めます。それがわかれば、データをより有効に活用して、別の場所でも再利用するための方法を決めることができます。

 

コンプライアンス

業務分野や業務プロセスを横断してデータを再利用するためには、データを利用する人が同じデータ属性、つまりデータ定義や計算式、単位などを利用できるように統制することが必要です。これには、データスチュワート機能が役立ちます。データ標準を定義し、すべてのデータがそれに準拠するように徹底することで、データの再利用が可能になります。また社内のデータ標準だけでなく、該当するすべての規制や業界標準に対しても準拠する方法で、データを移動、保管、保護、利用することが必要です。ここまで来てようやく差し迫ったビジネス要件に対応するためにデータを活用し始められるようになります。

 

目的地に着くまでが大切

市場シェアの拡大、生産の能率化、顧客ロイヤルティの向上、新たな規制へのコンプライアンス・・・これらは全く異なる4つのイニシアチブのように見えますが、実はひとつの総体的データアプローチに収束します。つまり、どのようなデータを持っているか、あるいは持っているべきかを考えれば、3年後のビジネスはどうありたいか?という「ビジネス目標の達成」につながるのです。

 

「新しいデータ資産を天気情報や他のIoTデータのように収益化したい」

「顧客とやり取りする方法を変えたい」

「データを使って“モノを売る” ビジネスモデルから“収益を生み出す”モデルへ有意義な転換を図りたい」

こうした戦略的プランを実行するには、まずデータカタログやデータレイクなどの小規模なビジネスイニシアチブから着手して直近の問題を解決し、長期的により大きなビジネス目標の達成に向けて拡張、拡大してゆくことを考えましょう。

 

デジタルトランスフォーメーションを実現させるには、大きな視野を持ちつつ小さく初めて迅速に行動することが必要です。あたなの会社は、データをビジネスの差別化要因に変えるために、これまでどのようなステップを踏んできたでしょうか。


※本ページの内容の一部は2018年9月17日更新のUS Blogの抄訳です。

The How: Leveraging Your Data as a Competitive Advantage

著者:Senior Vice President and Chief Information Officer (CIO), Graeme Thompson

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