サプライヤ管理におけるコスト削減のための5つのデータ戦略

商品情報管理についてお客様のお話をお聞きすると、商品情報管理業務のうち、サプライヤ管理に課題を持たれている企業が多いと感じています。サプライチェーンが複雑化し、管理が難しくなってしまっているのです。

デロイト社の2016年度グローバル チーフプロキュアメントオフィサー(CPO)調査によると、CPOの74%は今後12カ月間のビジネス優先事項として「サプライヤ管理に掛かるコスト削減」を挙げています。日本でも状況は変わらないのではないでしょうか。

サプライヤ管理を効率化し、コスト削減とROI向上を実現させるためには、まずサプライチェーンの可視化が必要不可欠です。
正確で一貫性のある関連するデータを、サプライチェーン・調達・運用・分析などの種々のアプリケーションに供給し、製品・原材料・サービス・サプライヤーの全体を把握できる360度ビューを手に入れる。それにより、適切なビジネス判断を行うことができます。そのためには、正確で一貫性のあるマスター情報(サプライヤ・製品)が必要です。正しいマスター情報を元に分析を行う事で、適切な意思決定や業務プロセスの見直し、大幅なコスト削減方法の発見が実現できるのです。

みなさんの会社で、あるチームはX社から、別のチームはY社から、同じ商品をばらばらに調達している、というケースはないでしょうか?あるいは、そういったことはない!と断言できるよう十分に管理できているでしょうか?

このような問題は会社全体でのサプライヤとの関係が可視化できていないために発生します。サイロ化された複数のシステムにサプライヤ情報がばらばらに格納、管理され、正確なベンダー情報やベンダー同士の関係、および提供している製品やサービスの情報にアクセスできない、という状況に陥ってしまっているのです。

 

このような課題(サプライヤ管理コストや調達全体のコスト、さらには物流コストの削減)に対応するには、以下のデータ戦略が有効です。

1. サプライヤの可視化
調達コスト削減を実現するには、すべてのベンダーの関係を統合的に可視化し、把握できる360°ビューが必要です。Supplier 360 を活用することで、1つのアプリケーションですべてのサプライヤマスタデータを統合することができます。
サプライヤ同士の関係を完全に理解し、ビジネス全体を通して接することで、企業価格と支払い条件の交渉力を強化しましょう。

2. ライフサイクル管理の合理化
サプライヤのライフサイクルを管理し、企業情報やパフォーマンスを分析および評価するために生じるビジネスオーバーヘッドを排除することが必要です。Supplier 360は、サプライヤからのデータ登録のようなプロセスのスピードアップと簡素化を実現します。
これにより、サプライヤ管理チームは、戦略的サプライヤとの重要な関係を強化し、革新的な事業計画検討のための時間をより長く取ることができます。

3. 取引パートナーとの製品データ連携の自動化
製造業者・流通業者および小売業者にとって、すべてのチャネルにわたって正確かつ完全な製品データを提供するためには基礎となる製品マスターが必要です。これにより、電子商取引のマージンとコンバージョン率が向上するだけでなく、商品の発売がより早くなります。
Product 360は製品情報管理(PIM)機能に加えて、グローバルデータ同期ネットワーク (GDSN)などの取引パートナーとの製品情報の更新、管理、および共有プロセスを効率化するため、手作業とコストを大幅に削減します。

4. データ品質の向上、クレンジングの実行
サプライヤ、製品、原材料、連絡先のデータがただあればいいという問題ではありません。
適切な決定を下し、それぞれの関係性をうまく管理するために必要な360°ビューの作成にはデータの品質が重要です。このデータ品質を保つためのルールはビジネスアプリケーションの一部である必要があります。
例えば間違った住所に配送するだけで多くの無駄な費用がかかるので、住所データに誤りがないかのチェックは、物流を最適化する面でも効果があります。

5. データ分析の効率向上
ビッグデータ分析は、サプライチェーンのパフォーマンスをさまざまな方法で高めることができます。Accenture Global Operations Megatrends Studyによれば、ビッグデータ分析機能により2.6倍の業務改善、サプライチェーン効率10%以上を見込むことができます。

 

最後に、様々なコストを削減することは、しばしば時間を節約することを意味します。
その時間は、戦略的にサプライヤとの関係を強化し、革新的なビジネスアイデアを開発し、新製品や市場を開拓するために活用できる時間となります。その結果、マージンやコンバージョン率の向上など売り上げへの貢献も見込めます。

商品情報管理、サプライヤ管理で課題を感じている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。