PUMA社:インフォマティカの商品情報管理(Product 360)でデータ主導のデジタルトランスフォメーションを実現

こんにちは。インフォマティカ編集部です。

皆さんご存知のPUMAは多くの有名スポーツ選手のウェアやシューズ、アクセサリーなどのデザインやプロデュースも手掛ける世界でトップを争うスポーツブランドです。今回のブログではそのPUMA社がインフォマティカの商品情報管理製品(Product 360)を活用することで、いかにグローバルで統合された製品情報の管理を実現し、eコマースの大幅な売上拡大に繋げたかをご紹介します!

 

当初の課題:分散したビジネス組織とサイロ化したシステム

 

(c) RALF RODEL / PUMA

2年ほど前のPUMAは国ごとにバラバラなビジネス構造の上に成り立っていました。各国の責任者がそれぞれの担当エリアの店舗や企業へ働きかけ、ビジネスを伸ばしていく方式です。その結果、チームごとに別々に全ての運用を回すこととなり、製品情報の管理なども個別の運用システムで管理されていました。例えば、各チームは要件に応じて複数のERPシステムや経理システムにアクセスしなくてはならず、eコマース向けに集中管理された製品管理システムもなく個別管理が必要な状況でした。スポーツブランドのeコマースサイトも複数のシステムで地域ごとに別基盤で管理されており、PUMA社全体として運用するための、信頼できる唯一の製品情報を管理、統合したデータベースがない状況だったのです。

この分散したビジネス組織およびサイロ化したシステムにより、以下の様な課題に直面していました。

  • プロセスの重複
  • 同じワークフローを各地域ごとに作成
  • 一貫性の無い製品情報
  • オンラインや店舗ごとでバラバラなカスタマーエクスペリエンス

 

例えば、新しいスニーカーをリリースした際、各国の市場で求められる色の種類をまず各地域で独自に選択します。ロシアは2種類、ブラジルは4種類の色を選択し営業、販売するなどです。しかし、それぞれがバラバラな製品情報を使うために、利用する製品イメージ図や製品詳細情報が統一されておらず、マーケティングカタログも別々に作成され、かかるコストも作業も倍になっていました。

 

同じ製品でも国によって提供される情報が異なっている例

 

 

商品情報管理を集中型アプローチに

現在は、本社のあるドイツにグローバルで統一したeコマースチームを置き、Informatica MDM-Product 360を活用し、年間約2万種類の製品と12万以上におよぶ商品点数を管理しています。インフォマティカがPUMAのオンライン戦略のコアとなり、また会社のリテールビジネスの基盤となっているのです。これによって、内部・外部のコラボレーションおよびワークフローが合理化され、運用効率が大幅に向上しました。また、製品アイテムやテキスト、デジタルメディア資産を作成するためのプロセスを再設計し自動化することにも成功し、データ管理にかかっていたコストの削減も実現しています。 

 

ブランドの一貫性と統一されたカスタマーエクスペリエンスを実現するため、PUMAの店舗内の製品配置やセレクションはウェブサイトと同様になるよう手配されています。Product 360はこれらの実現も支援しています。PUMAの各国のチームは集中化されたリポジトリ情報を活用し信頼のおける製品情報を得ながら、各地域(540店舗、120各国)で異なる市場の要件や複雑なデータ管理、言語への対応なども行っています。

「販売利益が落ちる前に素早く行動する必要があるため、PUMAは12週間の製品サイクル、スピード、アジリティ、Time to Marketを基本としています。Informatica MDM-Product 360を使うことで、高品質でリッチな製品情報管理、ワークフローの向上とデータ管理プロセスが実現でき、PUMAとして非常に大きな競争優位性の確保とデジタルトランスフォーメーションの成功を実現できました。」

– PUMA社 グローバルeコマース コンテンツ管理部門長 Heike Zenkel氏

 

MDM-Product 360とSalesforce Commerce Cloudによりオンラインサイトの更改を成功

製品情報管理システム導入の一番の理由は、eコマースのための高品質な製品データの必要性でした。PUMAはほぼ全てのeコマースサイトをSalesforce Commerce Cloudで実現しています。接続性を認定(サーティファイ)されているSalesforce Commerce Cloud Accelerator for MDM-Product 360を活用することによって、PUMAはeコマースシステムへ高品質な製品情報をいつでも連携できるようになり、puma.comに訪れる全てのお客様へ統一されたサービスを提供出来る様になりました。

(Salesforceによる Commerce Cloudに関するビデオ)

 

Salesforce Commerce Cloudとインフォマティカの連携は今回のPUMAのオンラインサイト更改プロジェクトの成功には不可欠でした。結果として2016年最初の9か月で全ての地域、製品エリアで営業実績が10%アップし、€2,669億の成長を実現しています。

異なるチャネルやeコマース基盤、マーケットプレイス(eBay、Zozo、楽天等)へ製品情報をフィードするため、PUMAはProduct 360を活用し、集中化したリポジトリで製品情報の運用管理を行っています。製品データの正確性、信頼性は、Product 360に統合されたInformatica Data Qualityのエンジンを使ってガバナンス管理をしています。

複数地域の品揃えと分類管理、各地域向けの製品ビュー、柔軟性および実績のあるデータテンプレート、費用対効果、簡素化されたワークフロー。これらを実現できることがInformatica MDM – Product 360がPUMAのeコマース戦略の中心にある理由です。

「インフォマティカへ投資してから2年未満でROIを達成しました。2015年から2016年の間でPUMAはオンラインサイトへのトラフィックおよび売上を大幅に伸ばしています。Product 360は、グローバルの強力なeコマースの売上向上とコンバージョン率の10%から20%への向上に大きく貢献してもらっています。」 - Heike Zenkel氏

 


※本ページの内容は2017年5月31日更新のUS Blog の抄訳です。

PUMA’s Data-Driven Digital Transformation with Informatica 

著者:Informatica Pricipal Solutions Marketing Manager Antonia Renner