Informatica World 2017 ハイライトレポート:次世代を切り開くAIエンジン、その名も「CLAIRE」!

今年もサンフランシスコで開催されたインフォマティカ最大の年次カンファレンス、「Informatica World 2017(以下、IW17)」のレポートをお届けします。

通算18回目となるIW、5月15日から18日の4日間にわたって開催された本カンファレンスには、グローバルから総勢2,500名以上、日本からも多数のエグゼクティブを含む24名のお客様・パートナー様にご参加いただきました。今年は「Unleash the disruptive power of data(データがもたらす破壊的なパワーの開放)」をテーマに、データ駆動型デジタルトランスフォーメーションの加速にフォーカスした、これまでになく刺激的なデータマネジメントの祭典となりました。その盛りだくさんの内容からハイライトをご紹介します。

まずはじめに。皆さんお気づきのとおり、このIW17を機に、コーポレートロゴやカラーを含むブランディングが全面刷新されました。新しいロゴは折鶴をモチーフに、一枚の紙を幾度も折りたたむことで新たな形を創り出すがごとく、データが織り成す未だかつてない創造的かつインテリジェントな破壊によるビジネスの革新をリードしていくという思いが込められています。私も初日は、なんだか前のロゴのほうがよかったし、何よりオレンジがビビッドすぎて目が痛い!と思っていたのです(変化への抵抗ですね)が、最終日には目も慣れてすっかり折鶴ロゴも好きになっていました。ぜひ皆さんもいち早く目を慣らして、新生インフォマティカを好きになってくださいね。

そして、Day1のCPO(最高製品責任者)アミット・ワリアによる基調講演では、今回IW17の最大の目玉となる新発表がありました。新たに会社のミッションとして掲げた「データ駆動型デジタルトランスフォーメーションの加速」を具現化するために、新生インフォマティカがとった製品戦略。それは、世界初となるデータマネジメントプラットフォームへのAI技術の搭載です。創業以来、メタデータオリエンテッドな製品開発を続け、「Map Once, Deploy Anywhere.(一度開発すれば、どこでも実行可能)」に表される開発の生産性向上や変化対応力の強化、またMetadata Managerに代表されるようなデータマネジメントへのメタデータの活用を実現してきました。最新のインフォマティカプラットフォームには、企業を取り巻くあらゆるデータ資産のメタ情報を収集し、一元的に蓄積・管理できるセントラルリポジトリが実装されています。このインフォマティカがずっと大事にしてきたメタデータに、AIと機械学習の技術を融合し、プラットフォームを飛躍的に進化させるーーーその名も、「CLAIRE(クレア)」の誕生です。

 

CPO アミット・ワリアによる「CLAIRE」の発表

CLAIREの語源は”Clairvoyant”で、「未来を見通す鋭い洞察力をそなえた」という意味があります。インフォマティカはプラットフォームの中核にこのCLAIREを据え、今後、すべての製品がCLAIREによって賢く進化していきます。CLAIREは単体で導入いただく製品ではなく、DI/DQ/MDMなど各製品に対して、APIを通じてAI機能をサービス提供するテクニカルコンポーネントという位置づけになります。そして、実はCLAIREのAIエンジンは、「これから」ではなく、「すでに」インフォマティカ製品に搭載、実用化されています。いま、その恩恵を最も強く受けている製品のひとつが、最新のカタログソリューション「Enterprise Information Catalog(EIC)」です。

 

CLAIREを中核とした製品ポートフォリオ全体像

 

EICは、企業に散在するさまざまなシステムから自動的にメタデータを抽出しカタログ化、データベースやアプリケーションなどの各種データソースから、DWHやデータレイクなどのデータストア、BIなどのデータコンシューマーまで、複数のシステム横断でグーグルのようにデータ資産を検索、ユーザーがセルフサービスでそのデータの意味、流れ(リネージ)、リレーションなどを把握できる、データの民主化には欠かせないソリューションです。このEICには、CLAIREによるユーザーサポート機能が搭載されており、AIエンジンがメタデータを燃料に、自動検知やリコメンデーションをすることによって、ユーザーのセルフサービスでのデータマネジメントと活用をサポートする仕組みになっています。

  • データのパターンや異常値を自動で検知
  • 個人情報に代表される特性をもつデータ項目を自動で検知、タグ付け
  • 顧客IDなど、各社固有のデータ特性を学習し、自動で検知、タグ付け
  • 任意のデータセットに対して、類似/関連するほかのデータセットを自動提案
  • データクレンジング、標準化などデータ加工ロジックの自動提案
EICにおけるデータ特性の自動検知

カタログソリューションの他にも、以下のような方向性でのCLAIREの活用に言及しています。(詳しくは、CLAIREのホワイトペーパーをご参照ください。)

  • データ統合におけるマッピング開発の自動化
  • 機密データ漏洩リスクの自動検知、マスキングアルゴリズムの提案
  • マシンログなどの非構造化データの構造解釈・階層可視化
  • パフォーマンスチューニングの自動最適化

2020年までには、10億人以上がなんらかの形で機械学習やAIのサポートを得ながら仕事をするようになると言われています。まさにデータの世界にも、その波を起こします。インフォマティカのCLAIREが次世代のデータマネジメントを切り開いていきますので、今後もその進化にぜひご注目ください!

 

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