【パートナーブログ:日立システムズ】国内初!AWS上でのPowerCenterグリッド構成による冗長化事例

hitachi

 

株式会社日立システムズ様からは、PowerCenterのグリッド構成、国内初事例についてご紹介いただきます。ぜひ構成を検討される際のご参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

 


 

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、以前からアプリケーション統合やデータガバナンス及びマスタデータ管理等のソリューションに取り組んでおりましたが、2015年9月にインフォマティカ・ジャパンと正式にパートナー契約を締結し、本格的にInformaticaに関するソリューションに取り組んでいます。

今回は、日立システムズがインフォマティカ・ジャパンと協業して取り組んでいる国内初の事例をご紹介したいと思います。

 

1.本事例の経緯

現在、日立システムズが運用保守を担当者している流通業のお客様から、倉庫を<24h/365日>稼働にするため、現状のデータ連携基盤を<24h/365日>稼働に耐えうるシステムに改善してほしいと依頼がありました。
そこで、2015年12月からインフォマティカ・ジャパンと協業して既存システムの高可用性を検討することになりました。

 

2.検討した内容

お客様とインフォマティカ・ジャパン、日立システムズの3社で議論を交わし、下記(表1)のような冗長化構成の検討パターンを洗い出し、2015年12月~2016年2月まで動作検証等も含めて、構成の検討を行ないました。

 

表1.検討パターンの概要
表1.検討パターンの概要

 

<検討した構成パターン>
パターン1:
現行通り、AZ間での「cold standby」方式とし、障害時の切替は手動とするパターン

パターン2:
AZ間での「hot standby」方式とし、障害時の切替は手動だが、上記①より復旧時間を短くするパターン

パターン3:
AZ間での「hot standby」方式とし、障害時はPowerCenterの機能で自動的に環境を切替え、ワークフローも自動再実行するパターン

パターン4:
同一AZ内での「hot standby」方式とし、障害時はPowerCenterの機能で自動的に環境を切替え、ワークフローも自動再実行し、リージョン障害等の大規模障害に備えて、AZ-C側は「warm standby」方式とするパターン

 

3.採用した構成のパターン

今回、実装方針の検討に際して、インフォマティカ・ジャパン内に他のAWS上での冗長化構成の事例が無かったため、動作検証テスト等も交え、実現性の確認を行いながら、構成パターンを検討しました。
そして、お客様、インフォマティカ・ジャパン、日立システムズの3社で協議の末、
最終的には2016年1月にグリッド構成(表1)の「パターン4」を採用することに決定しました。

 

4.採用したグリッド構成の特長

今回採用したパターン4のグリッド構成の特長は下記(表2.①、②)に記載のとおり、以下の点が挙げられます。

  • 並列処理を行うことによる大量データの高速処理が実現可能
  • 負荷分散によるCPUやメモリなどのリソース不足によるサービスダウンの回避
  • システム障害時の自動復旧によるビジネス継続性の確保
  • 処理ピーク時に動的にサーバの追加が可能

 

表2.採用したGrid化構成の特長①
表2.採用したグリッド構成の特長①

 

表3.採用したGrid化構成の特長②
表2.採用したグリッド構成の特長②

 

5.対応スケジュール及び対応状況

現在、インフォマティカ・ジャパンと役割分担に沿って、以下のスケジュールでグリッド構成を対応中です。いくつか課題等も発生しましたが、順次対応して予定通り作業を推進しています。

<開発/検証環境 対応スケジュール>
グリッド対応:2016/10/11~10/14
単体テスト:2016/10/17~10/18
結合テスト:2016/10/19~10/21

<本番環境 対応スケジュール>
作業準備:2016/10/27~11/2
グリッド対応:11/3

 

6.まとめ

今回の取り組みは、現在進行形になりますので、対応結果等は別途ご紹介したいと思います。
検討中またはご興味のある方は、ご支援いたしますので是非当社までご相談ください。