Informatica Cloudでつなぐ、Sansanの名刺情報

Informatica Cloudが接続可能なのは、SalesforceやWorkday、Boxなどの専用コネクタが用意されたアプリケーションだけではありません。RESTやSOAP、JSONなどの汎用的なプロトコルやファイルフォーマットのコネクタを利用できるため、様々なアプリケーションとのデータ連携を容易に実現することが可能です。

本ブログでは、データ同期タスクでRESTコネクタを利用し、Sansan株式会社のクラウド名刺管理サービス「Sansan」から名刺情報を取得する方法をご紹介します。

なお、データ同期タスクについては「Informatica Cloud for Salesforce ~タスクウィザード編~」もご覧ください。

 

1. Sansanでの作業

・ API Keyの取得

Informatica CloudからSansanへREST接続するには、Sansan側でAPI Keyの発行が必要です。以下のサイトを参考にAPI Keyを発行してください。

Sansanサポートセンター: API を利用して他システムと連携する

 

2. Informatica Cloudでの作業

2.1 接続の作成

データ取得元のSansan、および連携先(今回はファイルに出力します)の接続定義を作成します。接続定義はInformatica Cloudの[設定]-[接続]メニューから作成します。

Sansanへ接続するRESTコネクタには以下を設定します。

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[タイプ] ReST (Informatica Cloud Labs)
[Base Url] https://api.sansan.com/v1/bizCards/search
[Header Request Parameters] X-Sansan-Api-Key=APIKEY

* “APIKEY”にはSansanで発行したAPI Keyを設定します。

[Media Type] application/json
[Create the config csv file] NO

 

2.2 データ同期タスクの定義

先ほど作成した接続を元に、Sansanからデータを取得してCSVファイルに書き出すデータ同期タスクを作成します。データ同期タスクはInformatica Cloudの[タスクウィザード]-[データ同期]メニューから作成します。

(1) 定義
データ同期タスクの処理を指定します。今回は取得したデータをCSVファイルに挿入します。
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[タスク名] 任意
[タスク操作] INSERT

 

 

 

 

(2) ソース
Sansanへの接続定義を選択します。RESTコネクタがSansanから取得した結果データ(JSON形式)を解析し、[ソースオブジェクト]を表示します。

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[接続] 「2.1 接続の作成」で作成したSansanへの接続定義
[ソースオブジェクト] data

 

 

(3) ターゲット
CSVファイルへの接続定義を選択します。 [ターゲットの作成]ボタンをクリックし、ソース(SansanのJSONデータ)を新規ファイルに自動マッピングしたターゲットオブジェクトを作成します。

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[接続] 「2.1 接続の作成」で作成したCSVファイルへの接続定義
[ターゲットオブジェクト] 任意のCSVファイル名([ターゲット作成]にて作成)

 

 

 

 

 

(4) データフィルタ
[新規]ボタンをクリックし、HTTPヘッダに指定したSansan API KEY(X-Sansan-Api-Key)の値を指定します。

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[オブジェクト] data
[フィールド] _FLT_HEADERPARAM_X-Sansan-Api-Key
[値] ‘APIKEY’ (Sansanで発行したAPI Key)

 

 

 

 

(5) フィールドマッピング
CSVファイルに出力するフィールドを選択します。デフォルトではすべてのフィールドが
マッピングされていますので、必要なフィールドのみ選択してください。なお、アクション内の[式の追加または編集]ボタンをクリックし、様々な関数を用いた高度なデータ変換を行うことも可能です。

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(6) スケジュール
データ同期タスクウィザードを実行するスケジュールを指定します。
今回は手動で実行するため、デフォルトのままとします。

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以上で、Sansanとのデータ連携を行う処理が完成しました。このように、ウィザードに従って設定するだけでRESTでの接続やJSONデータの取得などを容易に実現することができます。

 

クラウドとオンプレミスのデータ連携

今回はCSVファイルへの出力を行いましたが、実運用においては社内の顧客管理システムや営業支援システムなどへデータを連携するケースが多いかと思います。Informatica CloudではOracle DatabaseやSQL Serverなどのコネクタを利用してオンプレミス環境のデータベースとの接続も行えます。
また、Informatica Data Integration Hub(DIH)によりクラウド、オンプレミスを意識することなく、データ連携をシームレスに行うことも可能です。

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DIHについては、「システム間の連携をより高度に、フレキシブルに実現するハブシステム」も参考にしてください。

 

まとめ
Informatica Cloudの豊富なコネクタを活用いただくことにより、様々なアプリケーションに容易にアクセスできます。また、PowerCetnerやDIHなどと連携し、クラウド・オンプレミス環境をシームレスに統合したデータ利活用のためのプラットフォームを構築していただけます。

 


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