システム間の連携をより高度に、フレキシブルに実現するハブシステム

システムを疎結合につなぐハブ・アーキテクチャ

ハブ&スポークという言葉をお聞きになった方は多いと思います。それをシステムで実現しているのが、ハブ・アーキテクチャの考え方です。一言でいうと、大きなストレージを真ん中に置き、個々のシステムはそのストレージを介してデータをやり取りすることで、システム間を疎結合化し、データ連携の自由度を高めようとすることです。

hub

これによって、同様の連携を何本も作らなくてはならなかった、個別システムの運用時間に縛られ連携タイミングがシビアだった、といったような現状から脱却することが可能となります。以降、このハブ・アーキテクチャを実現するInformatica DIH (Data Integration Hub)の概要をご紹介しながら、代表的な適用パターンについてお話しをしていきます。

DIH (Data Integration Hub)とは?

DIHとは下図にあるように、「Extract Once, Serve Many(一度書き出せば、複数に提供可能)」のコンセプトに基づき、真ん中のパーシステンシーDBに送信する処理をPublication、パーシステンシーDBから受信する処理をSubscrptionと分割することで、システム間の疎結合化を実現する製品です。これにより、連携元のデータを利用したいシステムは自分の好きなタイミングでデータを取得することができ、システムの自由度が向上します。さらに、データ連携のパターンが集約されますので、管理すべき連携処理の本数が削減され、保守業務の効率化も実現できます。また、DIHではSubscription側各システムの受信状況をモニタリングしているので、あるシステムに一部のデータが連携されない、二重に送信されるといったことはありません。

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では、このような仕組みをどう活用していけばいいのか、代表的なパターンを3つご紹介します。

マスターデータ連携

社員や組織に関する人事データなど会社内の各部・各システムにおいて同じマスターを利用するようなパターンが一番に挙げられます。社員マスター、組織マスターは人事システムにてデータを作成した後に、夜間バッチなどで社内の各システムに一斉に配信されるのが一般的ですが、各システムはこの配信タイミングに人事データを受信する必要があり、システム運用時間に制限が出てきていることもあるでしょう。また、同様の処理をいくつも管理する必要があり、何か変更が発生した際の影響範囲も把握しづらい状況かと思います。ここで、DIHの仕組みを導入すると、人事システムがDIHに書き込みをしておくだけで、各システムが好きなタイミングでデータを取得することが可能となるだけでなく、処理の集約化により管理対象の削減、影響範囲の明確化が可能となり、保守コストの削減や障害対応の迅速化が可能となります。

トランザクションデータ連携

次に、トランザクションデータ連携です。こちらは先ほどのマスター連携とは逆のパターン、集約してくるパターンがイメージしやすいのではないでしょうか。最終ターゲットとしてBIシステムでの現状分析を考えた時に、会計や生産、営業支援などの各システムで発生しているトランザクションデータを直接BIシステムに連携するのではなく、逐次DIHに連携し、ため込んでおくことで、疑似リアルタイム的にBIシステムで最新の状況を分析することが可能になってきます。BIシステムはDIHのデータを利用しますので、本番稼働している各システムに影響を与えることなく、分析をすることが可能になります。

クラウド連携

昨今、SaleforceやWorkday、ConcurなどのSaaSアプリケーションを利用して業務を行っている会社が増えてきています。ですが、まだまだオンプレミス環境に様々なデータがあり、これらのクラウドシステムとの連携・統合が課題になっています。DIHはあらゆるシステムに対する接続が可能なため、クラウド、オンプレミスを意識することなく、データ連携をシームレスに行うことが可能です。

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このように、システム間を疎結合化し、システムの自由度を上げることで、自社システムを連携時間や多大な保守コストという呪縛から解き放ってみませんか?
DIHならこのお手伝いが可能です。